ぜんぶで 65 軒。地域ごとに、新しくひらいたお店から順に並んでいます。 お店はどれも架空ですが、扉の先の商品は本物で、いつもの楽天・Yahoo!ショッピング・Amazonで買えます。
リンク通りの一本裏、天井の高い老舗カフェのとなりにあるような菓子の店。 ウィーンの人は、コーヒー一杯で午後をまるごと過ごします。 つやつやのチョコレートケーキ、深煎りの豆、金と赤の包みの丸い菓子—— 時間をかけて味わうための顔ぶれを並べました。
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コペンハーゲンの運河沿い、ろうそくの灯る窓辺のような小さな菓子店。 デンマークの冬は長く暗い。だからこそ、あたたかい部屋と甘いものが宝物になります。 青い缶のクッキー、大人の味のリコリス、どっしりしたライ麦パン—— 静かな夜をゆっくり過ごすための顔ぶれを選びました。
ブダペストの中央市場、鉄骨の高い天井の下にあるような乾物と蜂蜜の店。 ハンガリーの台所は、赤いパプリカの粉から始まります。 甘く香る粉、平原のアカシアから集めた澄んだ蜜、貴腐ぶどうの黄金の一杯—— 素朴だけれど濃い、平原の恵みを並べました。
ドウロ川の河口、樽を積んだ倉庫が並ぶ港町の一角にあるような店。 サウーデはポルトガル語の乾杯のことば。 何十年も樽で寝かせた甘い食後酒と、収穫したてを瓶に詰めた微発泡の白—— 時間のかけ方が正反対の二つを、同じ棚に並べました。
川沿いの急斜面にぶどうの段々畑が張りつく、石造りの蔵のような店。 ドイツの白は、寒い土地でゆっくり実ったぶどうの酸と甘みが身上です。 すっと軽い日常の一本から、凍らせて搾る奇跡のような甘口まで—— 冷やして飲みたい白ばかりを並べました。
霧の出る川沿いの丘、黄金色に色づいたぶどう畑のふもとの地下蔵のような店。 ハンガリーではワインを「ボル」と呼びます。 霧が生む貴腐菌が実を縮ませ、蜜のように濃い甘口を生む—— 王侯に愛された黄金の一杯と、同じぶどうの辛口を並べました。
ブリュッセルの路地裏、銘柄ごとの専用グラスが天井まで並ぶような小さなビアカフェ。 ベルギーには千を超える銘柄があり、修道院で今も僧が仕込むビールもあります。 一杯ごとに味が変わる国の、代表的な顔ぶれを集めました。
プラハの旧市街、地下へ降りる階段の先にあるような、天井の低いビアホール。 チェコの酒場では注文を待つあいだに次の一杯が置かれます。 世界中で飲まれている「ピルスナー」が生まれた土地の、元祖の味を並べました。
ミュンヘンのビアホールの一角にあるような、長い木のテーブルが並ぶ店。 ドイツにはビールの純粋令という古い決まりがあり、麦芽・ホップ・水・酵母だけで造ります。 余計なものを入れない国の、地方ごとに違う一杯を並べました。
アイルランドの古いパブには「スナッグ」と呼ばれる小さな仕切り席があります。 木の扉で仕切られた二人ぶんの小部屋で、雨の日にゆっくり一杯やる—— そんな時間ごと持ち帰れるような、この島の飲みものを集めました。
南仏の村の広場、日よけの下に木箱が並ぶ朝市のような店。 フランスの食卓は、素材のよさで決まります。海風が結晶させた塩、 果実をそのまま煮つめたジャム、乾いた丘のハーブ—— 高価な食材でなくても、いい素材ならそれだけで料理になる。そんな顔ぶれです。
石壁の村、雨あがりの緑を窓から眺めるような小さな食料品店。 アイルランドの朝は、濃く淹れた紅茶とオートミールから始まります。 ミルクに負けない力強い茶葉、風味の残る石臼挽きのオーツ麦、 焼きたてを切り分ける素朴なパン——地味だけれど毎日続く味を選びました。
入り江を見下ろす赤い板張りの小屋のような店。 ノルウェーの食は、長い冬を越すための工夫でできています。 燻した鮭、乳を煮つめた甘いチーズ、夏の短い間だけ実る黄金のベリー—— 厳しい土地だからこそ濃く深くなった味を並べました。
クラクフの旧市街、レンガの壁ぎわにあるような小さな乾物と蜂蜜の店。 ポーランドの豊かさは、森と湖からやってきます。花ごとに味の変わる蜂蜜、 野で摘んだ実のジャム、原生林の草で香りをつけた酒—— 静かな冬の午後に似合うものを並べました。
アムステルダムの運河沿い、自転車が並ぶ石畳にあるような小さな食料品店。 オランダのおいしいものは、どれも気取りがありません。 コーヒーにのせて温めるワッフル、塊で買って削るチーズ、屋台で頬張る小さなパンケーキ—— 毎日のおやつにちょうどいい顔ぶれを選びました。
ブリュッセルの石畳、グランプラスから一本入った路地にあるような菓子の店。 ベルギーの甘いものは、素材と手仕事のかたまりです。ひと粒ずつ詰めるプラリネ、 焼きたてを頬張るワッフル、コーヒーに添える薄いビスケット—— 贈っても、自分で食べても、うれしいものだけを並べました。
峠道の途中、牧草地を見下ろす山小屋のような店。 スイスの味はどれも「山の牛のミルク」から始まります。なめらかなチョコレート、 とろりと溶けるチーズ、ハーブを煮つめた飴——どれも冬に強く、 寒い日ほどおいしくなる顔ぶれを選びました。
エーゲ海を見下ろす白い village の坂道にあるような、素材だけを並べた店。 ギリシャの料理はごまかしがききません。よいオイル、よい蜂蜜、香りの立つハーブ—— それだけで一皿が決まります。難しい調理はいらないので、 はじめての「本場の味」にちょうどいい顔ぶれを選びました。
マドリードの下町のバルの厨房から来たような、つまみと祝いの食材の店。 スペインの食卓は「みんなで少しずつ分け合う」のが流儀です。 薄く削った生ハム、黄金色のパエリア、クリスマスを待つアーモンドの菓子—— 一皿ずつ並べれば、食卓がそのまま陽気なバルになります。
ロンドンの裏通り、赤い郵便ポストのそばにあるような、紅茶とお茶うけの店。 イギリスの一日は、何度もお茶で区切られます。伝統ブランドの香り高い茶葉に、 バターがほろりと崩れる菓子、ほろ苦いオレンジのジャム—— ポットを傾ける午後のひとときを、そのまま棚に並べました。
ドレスデンやニュルンベルクのクリスマス市の一角にあるような、聖夜を待つ菓子の店。 ドイツの冬の楽しみは「待つこと」にあります。菓子を少しずつ切り分けながら クリスマスまでの毎日を数える——そんな過ごし方が似合う顔ぶれを集めました。
北イタリア・ロンバルディアの街角にあるような、祝いの日の菓子と熟成チーズを一緒に並べる店。 甘いものとしょっぱいものは、イタリアの食卓では地続きです。 食後に少しずつ切り分けて、赤ワインと一緒に楽しむ顔ぶれを集めました。
ローマの下町、市場のはずれにあるような小さな食材店。 棚に並ぶのは、店主が「これだけは切らさない」と決めた定番だけ。 イタリアの家庭の味を、日本の台所でそのまま再現できる顔ぶれです。
スウェーデンには「フィーカ」という魔法の言葉があります。 仕事の手を止めて、コーヒーと甘いものでひと息つく時間のこと。 この店に並ぶのは、日本の午後をフィーカに変える道具とお菓子です。
空に近い段々畑と、石を積んだ倉が並ぶ高地の集落にあるような店。 標高が上がるほど実はゆっくり育ち、香りが濃くなります。 斜面のコーヒー、谷のカカオ、痩せた土でも育つ穀物—— 高さが育てたものだけを並べました。
湖水地方の村、木造の小屋に瓶と麻袋が並ぶような店。 チリは細長い国で、北の乾いた谷と南の深い森がまるで別の国のよう。 原生林の白い花から集めた蜂蜜、太陽で乾かした果実、殻つきのくるみ—— 南半球の森と谷の恵みを並べました。
三十を超える火山が連なる高地の、霧の出る朝に開く店。 ボルカンはスペイン語で火山のこと。 火山灰の土は水はけがよく、実がゆっくり育つぶん香りが濃くなる—— その土から採れた、香りで選ぶものだけを並べました。
雪をかぶった山を背に、ぶどう畑がどこまでも続く谷の作業小屋のような店。 ビーニャとはスペイン語で「ぶどう畑」のこと。 日照の強い乾いた土地が、色の濃い、果実味のはっきりした赤を育てます。 背伸びしない値段で、毎日の食卓に置ける一本を選びました。
コーヒー生産地の村、色鮮やかな壁の家が並ぶ坂道にあるような小さな店。 コロンビアでは、いまも多くの豆が急斜面の小さな農園で手摘みされています。 すっきり明るい味の豆と、素朴な黒糖の塊、朝ごはんのパンを焼く粉—— 農園の食卓のような顔ぶれを並べました。
海辺の食堂の軒先にあるような、氷を張った箱に瓶が突き刺さっている店。 メキシコのビールは、ライムと塩をあわせて完成します。 暑い日にいちばんおいしい飲み方ごと、まるごと持ち帰れる顔ぶれを集めました。
ブルーマウンテンの中腹、霧の晴れ間に見える木造の小屋のような店。 この島の宝は、標高と霧が育てた一杯のコーヒーです。 そして炭火の屋台から漂う、スパイスの効いた煙の匂い—— 静かな朝の一杯と、陽気な夜の一皿。島の両方の顔を並べました。
ブエノスアイレスの下町、日曜の公園のそばにあるような店。 アルゼンチンの日常には必ずマテ茶があります。専用の器に茶葉を詰め、 金属のストローでまわし飲みする——道具ごと持ち帰れば、 その輪の作法まで一緒に楽しめます。甘いミルクジャムも添えて。
ケベックの森のはずれ、雪どけの頃ににぎわう製糖小屋(カバヌ・ア・シュクル)の ような店。カナダの「おいしい」は、森と湖が育てた素朴な甘さです。 琥珀色に煮つめたメープル、カエデ形のクッキー、野生の小さなベリー—— 木のぬくもりの棚から、北の大地の恵みをどうぞ。ボンジュール。
かつてインカ帝国の都だった街、クスコの手仕事店から来たような一軒。 アンデスの寒さをしのいできたのは、いつもアルパカの毛でした。 軽いのに驚くほど暖かく、肌ざわりはとろけるよう。高地の職人が編んだ ぬくもりを、冬のいちばん近くに置いてください。
リオデジャネイロの浜辺への道すがら、サンバが流れる路地にあるような小さな食料品店。 ブラジルの元気の源は、いつも身近な飲みものと森の実にあります。 世界を支えるコーヒー、みんなが飲む陽気な炭酸、アマゾンが育てた紫の実—— 棚を眺めるだけで、太陽と土のエネルギーが伝わってきます。
ホノルルの路地裏、浜辺への帰り道にあるような小さな食料品店。 火山の斜面で育ったコーヒー、海と赤土がつくる塩、みんなに配りたくなるチョコ—— ハワイの「おいしい」は、島の自然がそのまま味になっています。 日焼けした木の棚から、太平洋のまんなかの味をどうぞ。
メキシコシティの市場の一角にあるような、家庭のタコス作りに必要なものだけを並べた食材店。 本物のタコスは、トウモロコシの生地と、青いサルサと、燻した唐辛子があれば成立します。 日本の台所で「あの屋台の味」を組み立てるための土台を集めました。
メキシコ・プエブラの工房街から来たような、手描きの器の店。 タラベラ焼は一枚ごとに絵付けが違い、「同じものが二つとない」のが正装。 食卓に一枚置くだけで、いつもの食事がぐっと陽気になります。
紅海に面した古い港町の、石造りの倉庫の一角にあるような店。 ここから積み出された豆が、ヨーロッパでコーヒーの代名詞になりました。 乾いた山で天日に干された実の、野性的な甘い香り—— 産地の名がそのまま看板になっている、数少ない豆を扱います。
カトマンズの路地、祈りの旗がはためく石畳にあるような小さな乾物店。 ネパールの恵みは、標高が生みます。ダージリンの隣で育つ華やかな茶葉、 太古の海が山に閉じ込められて結晶したピンクの塩、山のスパイス—— 澄んだ空気の味を、そのまま持ち帰れるものを選びました。
谷あいの村、石積みのワイン蔵。地中には、ワインを育てる素焼きの甕「クヴェヴリ」が埋められています。 ジョージアではワインを「グヴィノ」と呼び、その文化は約8000年前にまでさかのぼります。 白ぶどうを果皮などとともに発酵させた琥珀色のワイン、サペラヴィから生まれる深い赤—— そのつくり方が、いまも日々の暮らしの中に息づいています。
イポーの古い商店街、タイル張りのコピティアム(喫茶店)のような店。 マレーシアの朝は、濃いコーヒーと甘いトーストから始まります。 マーガリンで焙煎した独特の一杯、香りが幾層にも重なる麺のペースト、 食卓に必ずある赤い辛味——屋台の味を家で再現できるものを選びました。
古い街の茶市場、木の棚に茶葉の塊と甕が並ぶような店。 中国の味の要は「時間」です。何年も寝かせるほど深まる黒いお茶、 舌がしびれる香りの実、じっくり熟成させた黒い酢—— 台湾のお茶とはまた違う、大陸の奥行きを並べました。
セブの港近く、風通しのいい木造の売店のような店。 フィリピンのおやつは、太陽の甘みをそのまま乾かしたものばかりです。 半生のマンゴー、カリッと揚げたバナナ、小さな柑橘の爽やかさ—— ひとつまみで南の島の風が吹く、気軽なものだけを選びました。
グランドバザールの脇道、ガラス瓶と量り売りの器が並ぶような店。 トルコでは、お茶を出すことが挨拶そのものです。 チューリップ形のグラスで飲む濃い紅茶、口の中でほどける甘い菓子、 太陽で干した実——もてなしの気分ごと持ち帰れるものを並べました。
ホーカーセンターの端、朝の光が差し込む一角にあるような食材の店。 シンガポールの味は、いろいろな文化が混ざったところに生まれました。 朝食の甘いジャム、豪快な蟹のソース、体をいたわるスープの素—— 屋台の一皿を家で再現できるものだけを選びました。
エルサレムの市場のはずれ、石畳と日よけ布の下にあるような乾物店。 この土地の料理は、ごまと豆と棗椰子でできています。 かけるだけで野菜がごちそうになる練りごま、ほろほろ崩れる甘い塊、 砂糖のかわりになる濃い蜜——毎日の食卓に足しやすいものを選びました。
高地の茶畑を見下ろす、木造の小さな茶葉店。 スリランカの紅茶は、育った標高で顔つきがまるで変わります。 すっきりした高地の茶、こっくりした中地の茶——飲み比べるほど面白い。 料理の香りを変えるスパイスも一緒に、島の香りをまるごとどうぞ。
ジャワの市場の一角、麻袋とガラス瓶が並ぶような食材の店。 インドネシアの味は「濃い」の一言に尽きます。どっしり重たいコーヒー、 辛くて旨い唐辛子のペースト、とろりと甘い黒い醤油—— 少し加えるだけで、いつものごはんが南の島の一皿になります。
デリーの旧市街、スパイス問屋がひしめく市場の一角にあるような店。 インドの料理は、香辛料の足し算引き算でできています。甘く煮出すチャイに、 何種類ものスパイスを合わせた魔法の粉、細長く香り高い米—— ひとふりで台所がインドになる、香りの宝箱を並べました。
ハノイの旧市街、プラスチックの椅子が並ぶ路地の食堂から来たような店。 ベトナムのごはんは、安くて軽くて、それでいて奥深い。フィンでぽたぽた落とす 濃いコーヒーに、するするすすれる米の麺、くるりと巻く生春巻き—— 暑い国の日常を、そのまま食卓に持ち帰れます。
台北の裏路地、茶藝館のとなりにあるような、お茶と茶請けの店。 台湾の暮らしは、いつもお茶の湯気とともにあります。山で育った香り高い烏龍茶に、 ほろりと崩れる黄金色の菓子、太陽を閉じ込めた甘いドライフルーツ—— 急須を傾けて、ゆっくり過ごす時間そのものを詰めました。
バンコクの街角の飲み物屋台のような、タイの甘い時間を持ち帰るための店。 鮮やかなオレンジ色のタイティーと、南国の甘味に必要なものを並べました。 氷をたっぷり入れた一杯と、少しの甘いものがあれば、暑い午後が楽しくなります。
バンコクの市場の乾物街にあるような、調味料だけの専門店。 タイ料理は実は「調味料が9割」。本物のナンプラーとペーストさえあれば、 日本のスーパーの食材で、あの屋台の味が再現できます。
雪をいただく独立峰が窓のむこうに見える、火山灰の畑のふもとの店。 キリマは現地の言葉で山のこと。 焼き上がった豆、これから焼く生豆、湯を注ぐだけの一杯—— 同じ山の豆を、手のかけ方の違うかたちで並べました。
白壁に青い扉、地中海を見下ろす坂道にあるような小さな食材店。 チュニジアの味は「辛い」と「甘い」の振れ幅が持ち味です。 食卓に必ず置かれる真っ赤な唐辛子ペースト、蜜のように甘い棗椰子、 青い香りのオリーブオイル——地中海と砂漠の恵みを並べました。
高原の市場の一角、真っ赤な粉の山が並ぶ乾物屋のような店。 メソブとは、家族が囲む編みかごの食卓のこと。 唐辛子の辛さの奥に甘い香りが層になった混合スパイスと、 酸味のあるパンを焼くための粉——エチオピアの一皿を組み立てる材料を並べました。
高原の町、アカシアの木陰にある木造の売店のような店。 ケニアの畑は標高2,000mの赤い土。そこで育つ豆と葉は、味がとにかく力強い。 きらめくような酸味のコーヒー、濃く出る茶葉、大粒のナッツ—— 赤道直下の太陽が詰まった顔ぶれを選びました。
高原の村、朝もやの中で豆を煎る香りが漂う小屋のような店。 エチオピアではコーヒーを「ブナ」と呼び、客をもてなす儀式そのものです。 花のように香る豆から、自分で煎るための生豆まで—— 一杯に時間をかける国の味を並べました。
ケープタウン郊外、赤い土の道沿いにあるような乾物とお茶の店。 南アフリカのセダルバーグ山脈でしか育たない不思議な植物が、この国の宝です。 カフェインを含まないから、夜でも妊婦さんでも子どもでも飲める—— そんな「やさしい一杯」を中心に選びました。
カイロのハーン・ハリーリ市場の一角にあるような、量り売りの乾物店。 真っ赤なお茶に、蜜のように甘い実、太陽で干した青い葉——エジプトの食卓を ささえてきたものは、どれも大河と砂漠が育てた保存食です。 袋を開けるたび、市場のざわめきと乾いた風の匂いがよみがえります。
マラケシュの旧市街、ハマム(蒸し風呂)の帰りに寄るような、肌と髪を整えるものの店。 モロッコの美容は、砂漠の木の実の油と、大地の粘土と、オリーブの石鹸でできています。 日本の水と空気に疲れた肌に、乾いた土地の恵みをそのまま届けます。
マラケシュのスークの奥、天井いっぱいにランプが吊られた店。 真鍮の透かし模様から漏れる光は、壁に星をばらまいたよう。 日本の部屋の一隅を「異国の夜」に変える灯りを選びました。
丘の上の養蜂場のそば、木造の小屋のような店。 ニュージーランドの宝は、野生のマヌカが咲くわずかな季節に集まる蜜です。 数値で品質が示されるちょっと特別な蜂蜜と、南の島の果実の恵み—— のどをいたわりたい季節に、そっと置いておきたいものを選びました。
シドニーの海辺、サーフボードが立てかけられた木壁の食料品店。 オーストラリアの「おいしい」は、底抜けに陽気でおおらかです。 強い日差しで濃くなった蜂蜜、みんなの手が伸びるチョコビスケット、 しゅわっと弾ける生姜の炭酸——日焼けした棚から、南半球の元気をどうぞ。
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